今まで見落としていた無駄をなくしましょう。
目次
期間を全体にしてすべてのメンテナンスをする
PPCに取り組み数か月経っている事ですから
全ての総合メンテナンスを行いましょう。
Yahooプロモーション管理画面の期間を全体にして
過去全てのデータを表示します。

そこで広告グループを表示させ、
クリック数順に並べて案件毎に一つ一つ確認してゆきます。

沢山クリックされて広告を回し続けている=複数の成果が発生しているはずです。
ここで確認すべきなのはまずASPの画面を開き、
その案件の過去全ての成果を表示してください。
そこで承認率を確認します。
承認されている報酬額と過去に使った広告費を比べます。
■ 承認されてしっかり実際の利益がとれている場合
⇒OK
■ 万が一ここで赤字が発覚した場合、
・全体の検索クエリーを全て確認して成約に遠いキーワードを全て除外、
・口コミサイトを出稿していないのに口コミなどのキーワードで
クリックを集めていたのであればそれも除外もしくは削除。
(他の除外例 ⇒ ランキング、比較、Amazon、楽天、Yahoo、成分など)
・成約に近しいキーワードのみを完全一致で残します。
(フレーズ一致は止めるもしくは削除 ⇒ 削除した方がアカウント的にはいいです。)
・上位表示されていたキーワードは平均掲載順位が
4位あたりになるようにキーワードの単価を下げる。
(2位以上はやりすぎ、本来狙うべきギリプレポジに入る位置に戻すように調整)
これらの事をして広告費を削減します。
■ いつの間にか完全なるどうしようもない赤字になっていた場合
⇒即損切り、広告を止めます。
(最初のころに売れていていつの間にか売れなくなり赤字になっていた場合は
季節など時期的な問題がある可能性がありますので削除はせずに止めておきましょう)
■ まだ売れていない案件でクリックが損切り基準を上回っていた場合
⇒ 速攻損切り、広告データ削除
(売れない案件だと判断し損切りする際にはデータを
残しておく意味もありませんので広告グループ事削除しましょう。)
・トータルで利益になっているのか?
・クリック数に対しての売れた個数は?
・実際の承認ベースからとれている純利益は?
日々管理画面を見ていても案外見落としていて、
期間を全体にした時に初めて気が付く事も多くあります。
数か月に1度、
理想は1ヶ月に1度期間を全体にしてメンテナンスを行いましょう。
アカウント品質向上のために全体メンテの際 同時に行うべき事
全体メンテナンスをする際に
必要のないデータは削除するようにしましょう。
なぜデータの削除をするのかというとアカウントの品質を上げるため。
=優良なアカウントだとYahooに判断してもらうためです。
停止しているキャンペーン・広告グループ・広告があまりにも多すぎると
=アクティブでないアカウント・無駄なデータの多いアカウントだと判断されます。
優秀なアカウント、Yahoo側からしての優良顧客とは
アクティブにアカウント内の広告が無駄なく動いていて
尚且つ広告が回り続けているアカウントです。
という事で
大量の使用していないデータがある場合、
損切りして止めたけど「いつか使えるかも」という感情から
アカウント内にデータを残しているだけなのであれば
どうせ今後も使用しませんからいっそのこと削除してしまいましょう。
もしも過去に売れた案件だが「売れなくなってしまった」
「承認率が悪かった」という理由から広告を止めている場合は
削除する前にExcelなどにデータをまとめて残しておきましょう。
※季節やイベントごとなど時期的な問題で止めているものに関しては
翌年などまた時期が来たら稼働させる可能性が高いので削除しなくて結構です。
■ NBS流、季節もの案件の管理ポイント
時期もの案件について私の管理の仕方は時期が終わって広告を止める際に
広告グループのタイトルに「夏」「冬」などの情報を入れるようにしています。
なぜかというと
翌年などまた動かしたい時期が来た際に検索窓に「夏」と打ち込み
絞り込むだけで夏の案件を一覧で出すことが出来るからです。

このようにしてキャンペーン名、グループ名に入れる文言について
検索機能を有効活用出来るように統一したルールを設けることで非常に使い勝手がよくなります。
■ アカウント品質向上目的のデータ削除についてまとめ
時期ものにより短期的に回していた案件など
特別な戦略があっての案件データは別として、
損切りして止めた広告が動かしている広告よりも大幅に多くなってしまっている場合には
今後使う見込みのない不必要なデータが残り続けることになってしまいますので数か月に1度、
データの断捨離という事で不必要なものを削除してアカウント内を綺麗にするようにしましょう。
メンテナンスをしすぎて売れる数を制限してしまうパターン
キッチリメンテナンスをして無駄クリックを極力減らすというのは非常に大切です。
ただし、
メンテナンスをし過ぎて思いがけずに広告の露出を減らしている場合があります。
それは除外キーワードの入れすぎです。
(可能性の一つ)
メンテナンスが大事、メンテナンスをしないと無駄なクリックが増える
メンテナンスをしないと利益率が良くならない、と口を酸っぱくして言っているのですが
累計が数百、数千クリックにもなる広告をキッチリメンテナンスをして
徹底的に除外キーワードを入れ込み続けた場合にもしも、
「最近クリック数が減ったなぁ」「インプレッションが少ないなぁ」「売れ行きが悪いなぁ」
と感じるのならば除外キーワードの入れすぎが原因の可能性が稀にあります。
一つの案件、広告グループに除外キーワードがフレーズ一致で500以上入っている場合。
それがインプレッション数を下げている要因の可能性が大いにあります。
特に検索クエリーからそのままフレーズ一致で除外するだけでなく
例えば「リプロスキン使えない」などのキーワードでクリックされていた場合。
「リプロスキン使えない」を除外するだけでなく
加えて「使えない」もフレーズ一致で除外するという事を行っているとしましょう。
これに関しては全く問題ないです。
むしろそこまで出来ているというのは優秀です。
「使えない」という言葉が入った検索を全て除外することに
なりますので事前の無駄クリック対策としてバッチリ。
ただしこのような除外を過度にやりすぎると
段々と除外キーワードの数がとんでもいないことになります。
私が過去最も徹底して除外キーワードの設定を行っていた際には
「htttp」「loft」「h&m」などのアルファベットまで除外し、
どの案件に対しても必要ないであろうキーワードを先に自分で思いつく限り除外。
新たに除外すべきキーワードが出てきた際にはすかさず全キャンペーンに設定をしていました。
他にも、
「100均」「ユニクロ」「ヤマダ電機」「ドン・キホーテ」など
ありとあらゆる除外キーワードを入れていて
デフォルトで全案件に入れ込んでいる除外キーワードだけで300以上、
更に案件毎に出稿前の段階から予測した除外キーワードを大量に入れていました。
これにより広告費率が低く出来たという事もありましたが、
過剰なメンテナンスをし過ぎるせいで少しずつ
インプレッションが低くなっていることにある時気が付きました。
そして除外キーワードを思い切って減らしてみると
多少インプレッションが復活したという経緯があります。
ですのでインプレッションが少なくなっていて
除外キーワードを入れすぎている場合には
除外キーワードの整理をすることをおすすめします。
部分一致で除外キーワード大量に入れて
インプレッションが劇的に減るのは当たり前ですので問題外ですが、
実はフレーズ一致でも大量に除外しすぎると様々な条件が組み合わさる事で
思いもしないキーワードまで広告が出なくなっている可能性が大いにあるのです。
これはYahooのシステム上の問題なのでどうなったらどうなるなどの
具体例は説明できませんが、私がフレーズ一致で除外しまくっていたものを
整理した事で復活した経緯があるのでその経験の元から今回ご説明しました。
まとめ
何はともあれこれを機会に全体のメンテナンスとアカウント内の整理を行ってみてください。
そして全体メンテナンスとアカウント内を綺麗に整理するという事を
3か月に1度くらいはやった方がいいという事を頭に入れておいてください。
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