PPC-絞り込み部分一致ー

キーワードのマッチタイプとして絞り込み部分一致はご存知でしょうか?

あまり知られていなかったり、聞いたことはあるけれど
具体的にどのような効果があるのか?入稿方法も知らないという方が多い絞り込み部分一致。

関連キーワードの際には使える場面が出てきますので解説してゆきます。

絞り込み部分一致とは?

通常拾ってくるキーワード範囲の大きさでマッチタイプ別に並べると
【部分一致>フレーズ一致>完全一致】となります。

今回の絞り込み部分一致はフレーズ一よりもキーワードを拾う範囲が広いが
部分一致よりも絞り込まれているというマッチタイプになります。

【部分一致>絞り込み部分一致>フレーズ一致>完全一致】

Yahooプロモーションにて「内祝い ギフト」というキーワードを
それぞれのマッチタイプで入港した場合に拾ってくるキーワードについて
わかりやすく確認できる画像がありましたので下記表をご覧ください。

このように2語以上の複合キーワードの場合、

フレーズ一致だと「内祝い ギフト」を一つの塊(キーワード)として広告を表示させるので
「内祝い ギフト」の前後に何かくっついているキーワードしか拾ってきません。

部分一致にするとYahooのシステム上で「内祝い ギフト」に関連すると判断されたキーワード
全てに広告が表示されてしまうので実質広告のコントロールが出来ません。

しかし「内祝い ギフト」を絞り込み部分一致で出稿する場合は
「内祝い」「ギフト」の二つの単語が含まれている、
もしくは2つに関連する検索キーワードに関して柔軟に広告を表示してくれるのです。

よって、
部分一致よりも的を絞りながらキーワードの拡大が見込めるという事です。

絞り込み部分一致の設定方法

Yahoo公式マーケティングソリューション
⇒ 絞り込み部分一致の設定方法

絞り込み部分一致のキーワード設定は登録キーワードの前に半角の+を入れるだけです。

先程例に上げた「内祝い ギフト」であれば
「+内祝い +ギフト」を部分一致にして入稿します。

キーワードの前に+を付けることでそのキーワードが含まれることが
「必須条件」となります。

そうすることで単純な部分一致程の大量の無駄クリックを集めずに
フレーズ一致よりも広範囲にわたって広告を表示させることが出来るのです。

ネットから拾ってきた分かりやすい画像

「イギリス」「航空チケット」の2語を組み合わせたキーワードでの出稿パターンとその表示範囲

■「イギリス +航空チケット」の部分一致出稿だと

イギリスはコントロール出来ずにYahooのシステムで
関連するキーワードだと判断されるものが適応(例:英国)

「航空チケット」は+を付けることで必須キーワードとなる。

■「+イギリス +航空チケット」の部分一致出稿だと

「イギリス」「航空チケット」どちらも必須のキーワードになるため
両方が含まれるありとあらゆる場面で広告が表示される。

マッチタイプの使い分け確認

それぞれのマッチタイプをどんな場面で使用するか確認します。

■ 完全一致 ■
予期せぬ無駄な広告費を使用しないためには
完全一致を使用するのが間違いないがキーワードが広がること一切ありません。

NBSの場合、検索クエリーから拾ってきた有効なキーワードは全て完全一致で入れ込みます。

最初から完全一致にするよりも他マッチタイプでキーワードを広げた後に無駄を排除して、最終的に秀逸な広告グループに仕上げる際にキーワードが完全一致だけになっているのが理想的。

■ フレーズ一致 ■
最も扱いやすい基本となるマッチタイプ。
キーワード表示範囲を把握しつつキーワードを広げることができるが、複合キーワードしか拾ってこないので自分では思いつかないようなキーワードを拾ってくることはほぼほぼない。
商標出稿の場合は最初に商品名をフレーズ一致で入れればOK。

■ 絞り込み部分一致 ■
関連に取り組む際に非常に有効的です。
例えばリプロスキンであれば「+あご +ニキビ」「+ニキビ +跡」「+吹き出物 +大人」「+肌 +クレーター」などのように絞り込み部分一致を設定する事で、部分一致では範囲が広すぎて成約に至りにくい薄すぎるクリックを集めてしまうところを、絞り込み部分一致であれば意図しない完全な無駄クリックを減らすことが出来ます。

LPからのキーワード抜き出しやWEB検索での案件調査、知恵袋などからの悩み調査などから予測できるキーワードをリストアップして、案件から離れすぎているキーワードでも絞込部分一致により組み合わせることで的外れになりにくい狙いを定めた出稿が可能となります。

また、「ニキビ」の前には+を付けないで出稿すれば
「ニキビ」は通常の部分一致と同じ判断になりますので、
「吹き出物」などの検索キーワードにも反応して広告が表示される事となります。

とにかく部分一致で出稿するキーワードの前に「+」を付けることにより
そのキーワードを含むことが必須条件となるのです。

■ 部分一致 ■
キーワードを広げることに特化している。
最も低単価で大量にインプレッション&クリックを出すことが出来るが、表示範囲の把握(コントロール)が出来ないため、どうしても無駄クリックが出てしまうマッチタイプ。
※大前提としてこれを使用する場合は除外キーワード設定をしっかりと行う事※

商標の場合はあまり使わないが、もしも数クリック以内で必ず売れるようなバカ売れ案件でアクセスさえ増やせば利益を増やせる見込みのある程の爆発力がある場合に、商品名を部分一致で入れる事で打ち間違いキーワードなど思いもしない売れ筋キーワードを発見できる可能性がある。

関連に取り組む際にテストで使える広告費があるのであればリストアップしたキーワードを部分一致で入れて広げるのもあり。

まとめ

単体では対象となるジャンル、商品、サービスが広すぎるキーワードでも
絞り込み部分一致を使用して組み合わせることにより戦略的な出稿が可能となります。

案件や出稿方法によってマッチタイプを使い分けて上手く活用してゆきましょう。

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