レスポンシブ広告の活用

これまでのリスティング広告の概念を覆すレスポンシブ広告について説明していきます。

今回レスポンシブ広告を学んだら今後は広告文作成バリエーションの一つとして積極的に使うようにしましょう。

レスポンシブ広告とは

広告見出し・説明文を無数に用意しておくことでGoogle側で判断した最適な組み合わせの広告をユーザーに提示できる広告形式。

Google広告ヘルプ→レスポンシブ広告とは

━━━━━━━━━━━━━━━
見出し(最大15個)
説明文(最大4個)
━━━━━━━━━━━━━━━
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
━━━━━━━━━━━━━━━
用意している見出しから2つ、または3つ
説明文からは1つ、または2つ
━━━━━━━━━━━━━━━
Google広告のシステムによって組み合わされて
検索ユーザーに合わせた広告文を提示することが出来る。

キャプチャー画面説明

【レスポンシブ検索広告の導入:検索CP全体】
レスポンシブ検索広告では、より豊富なテキストを使って、ユーザーにより関連性の高いメッセージを表示する広告を作成できます。

複数の広告見出しと広告文を設定することで、様々な組み合わせが自動的にテストされ、顧客に最も関連性の高い組み合わせの広告を表示させることが可能になります。

[設定上の注意事項]
・各レスポンシブ広告にて最低でも5個の広告見出しと2個の広告文を設定ください。
・既存の拡張テキスト広告はそのまま各広告Gに最低2個残す形で運用ください。

{#}レスポンシブ広告を作成する際のポイント
・なるべく広告がリーチするキーワードを盛り込むこと。
・各組み合わせで広告ができるので完結する1文を複数考えること。

{#}レスポンシブ広告の運用を始めてから
・最初は大して良い反応ではないかもしれないが一定期間動かし続けることで精度が高まっていきます。
・レスポンシブ広告以外にも通常広告を2つ用意しておくと尚良し。
・コンバージョンタグを設置しておくと尚良し。

レスポンシブ広告を効率よく作る方法

レスポンシブ広告の場合沢山の文章を用意する必要があります。

しかしここで1文1文悩み過ぎる必要はなくて、
まずは案件の特徴やメリットなどを箇条書きにしてみてください。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

箇条書きにしたものを12~15文字の文章に整えます。

それが見出しだったりコールアウトオプションになる。

組み合わせて説明文を4つ作る。

ライバル広告やサイトから

検索結果に出てくる競合の文章もヒントになります。

PPC広告だけでなくSEOサイトだったり@cosmeだったり、
目を引く文章をピックアップしましょう。

検索語句から

更に実際に広告を回してから、
フレーズ一致や部分一致を使っていれば検索語句で様々なキーワードを拾ってきます。

その中で購買に繋がりそうな(購買に繋がらないものを排除した)キーワードを入れた一文をレスポンシブ広告用に考えましょう。

レスポンシブ広告の反応が良ければそれでいいですが微妙であれば文面を変更します。

「アセットの詳細を表示」をクリックすれば各文の表示回数や組み合わせによってのインプレッションが確認できます。数値が低い(表示されていない)=微妙な文面なので優先的に変更してみましょう。

そうすることで検索ユーザーにより適した広告が表示できると共にインプレッションが増えます。

※キーワードに適した広告文がないと判断されるとインプレッションが減る。

手順をシンプルに一言で言うと

STEP1.文を集める(箇条書きでOK)
STEP2.整える(12~15文字の文を複数作る)
STEP3.組み立てる(90文字の説明文を4つ用意する)
見出しには→検索語句、プラス情報、サイト内容が分かる情報

説明文には→興味をそそる文章、行動したくなる文章、プラス情報

【+α】
コールアウトオプション→プラス情報を一言で分かりやすくしたもの。

※見出し1は強制的に検索キーワードに合わせるのもあり

{ここにキーワードを挿入}を使うなど

最後に

正直レスポンシブ広告に関してはコピーライティングスキルなどいりません。

自分で広告を複数作ってテストする必要がないので広告文の作成がこれまでよりも楽になるでしょう。

それなのになぜレスポンシブ広告をメンバーサイト内ではなぜ最初にお伝えしなかったか。

それは、
普通の広告を考えながら沢山作ることで広告文を作ることに慣れてほしかったから。

文才がない、コピーライティングが苦手という感情以前に、そもそも何も知らない人がいきなりレスポンシブ広告を使うと各一文の組み合わせからなるという事を配慮できずにロボットの様にただ思いついた単語を並べることしかできません。

それでもGoogleの学習能力によって検索ユーザーに対して効果的な組み合わせの広告を表示してはくれますが、やはりただ単語が並んでいるだけではなくて「一文、一文、伝える一言」になっていた方がより良いのです。

また入れるべき文言、入れるべきではない文言の判断が出来るようになってほしかったという事。

どんな広告文が反応が取れるのか?

今までこれを手動で一つ一つ試しながらやってきたわけですが、
それによって養われる感や基礎が出来ているはずです。

いくらレスポンシブに広告文を自動で組み合わせるとは言え
そこに感情を揺さぶる文言やキャッチコピーがあればより良いのは当然の事。

これまで作ってきた広告文を分解するようにイメージしつつ、
検索語句(クエリー)で拾ってくるキーワードを入れ込んでください。

そうすることでレスポンシブ化した広告があらゆる状況で
最適な組み合わせの広告文を検索ユーザーに提示してくれるのです。

※一つ一つのブロックを「文章」にし過ぎると組み合わせられた時に違和感になる場合があるのでご注意ください。

そして上部の説明でも

「レスポンシブ広告以外に通常広告を2つ用意しておくと尚良し」

と記載していますが、なぜかというと
必ずしもレスポンシブ広告が最善の広告になるとは限らないから。

レスポンシブ広告は検索ユーザーに合わせて
自動で組み合わせてくれるという強みがあるものの、

普通に作った広告(見出し・説明文を全てセットで自分で考えた広告)
の方が高いパフォーマンスを発揮することは普通にあります。

だからこそ、
通常広告2つとレスポンシブ広告1つの
計3広告を用意しておくことがいいとしています。

配信後はGoogleが勝手にコントロールしてくれるので放置でもいいですが、
著しく反応の悪い広告は削除するなり書き換えるなりしましょう。

という事で今後は広告文のバリエーションの一つとしてレスポンシブ広告もマストで活用していきましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です