Google広告の予算制御について

Google広告の方がリーチするユーザーの絶対数が多いので
低単価で広告を回せることがあるという認識があるかと思いますが、

やはりキーワードによってはYahooと変わらない単価、
もしくは商品名なんかだとそれ以上になる場合もあります。

日々広告出稿をするユーザーは巡り巡っていますので
キーワードによって単価は大きく変わるのは当然の事。

これは頭を柔軟にして捉えましょう。

ビッグキーワードの完全一致だとやはり単価は高くなります。

単価が高い=そのキーワードはライバルの多いキーワードだという事です。

ビッグキーワードや誰でも思いつくドンピシャのキーワードは
企業がコストをかけて広告を打つ場合も多いためGoogleでも単価は高くなります。

このような高額なキーワード単価に悩んでいる場合の対策として簡単に出来ることは以下の3つ。

■フレーズ一致、もしくは部分一致にする。

「フレーズ一致>絞り込み部分一致>部分一致」の順番で広げてみる。
※この時に高単価にすると広告がクリックされ過ぎる可能性があるので注意。
※必ず先回りした除外キーワード設定を徹底する。(少なくとも)
※特に1語の部分一致は予想外に広告費を消化する可能性が高いので注意。

■別のキーワードを足す・切り替える

これは単純ですね。但し低単価で回るキーワードを探すことに一生懸命になっていつの間にか売れないキーワードを選定したり、LPの内容とマッチしていないような状況にならないように注意しましょう。

■いっそのことドンピシャのキーワード1点狙いにする。

もしも狙いたいキーワードが固まっていて、自分の扱う案件を自分が作ったLPと広告で案内する事で成果を上げることが出来る見込みや自信があるのであれば下手にキーワードを広げるという事はせずに、狙ったキーワード1点集中にして単価を上げて勝負するのもありです。

⇒更にのちに説明するGoogleの広告戦略を使えば高単価1点集中だったとしても極力無駄な表示はしないように制限する広告配信も出来ます。(但し広告戦略を使いこなすには複雑な条件があるため今後の上級編で説明します。)

広告費の削減

広告費を大量に消化するのが怖い場合、先回りして除外設定を徹底するだけでなく
ユーザー属性をある程度絞ってしまえば広告費は削減できます。

(例)女性対象の商品なので男性に配信しないという場合

(例)健康系の案件だから若年層には配信しないようにする場合

(例)売れるけれどあまりにも広告費がかさみ過ぎている尚且つコンバージョン測定してみて不明の効果が悪いという場合。

割り切って不明ユーザーには配信しないというパターン。
【完全女性だけの配信】

【年齢層が分かって入いるユーザーにしか配信しない例】

このようにしてユーザー属性を絞ることで広告の露出を絞ることが出来ます。

但しこれを最初からやりすぎると売れる人に対しても自分から広告を配信しないようなことになってしまう可能性もありますので、数を売るという事を考える場合にはあまり設定しない方が良いでしょう。

特に関連キーワードの場合はどの層がどれだけ反応するかはやってみないとわからない部分もあるので絞り過ぎは推奨しません。

あくまで「売れるけれども赤字、広告もLPも現状これ以上の改善策やアイデアが浮かばない。とにかく無駄を少しでもなくして黒字転換させたいこんな風に思う場合に思い切り絞り込むことで黒字転換できる可能性があります。

Yahooに比べてGoogleは広告の消費が速くてキツイ

Googleを使い始て最初はこんな風に感じるかもしれません。

Google広告の方が1クリックの単価が安く済んだとしてもYahooよりも広告が回るので消費する広告費が増えがちです。(Yahooよりも圧倒的にGoogle利用者の方が多いので必然的にこうります)

広告の消費が多くてもそれに比例して売り上げが経てば何も問題はないのですが、Googleの方が成約率が悪くなることが多いのは私も経験してきました。

なのでGoogleとYahooであまりにも売り上げに偏りが出るようであればそれぞれLPを分けて分析。

GoogleはGoogle用に訴求方法やLPの構成、見せ方、案件を考えた方がいいでしょう。

消化する広告費をキャンペーンの設定で制御する

広告の露出度合いはキャンペーンの設定でも制御出来る部分があります。

ネットワークがGoogle検索だけになっているか確認

検索パートナーへも配信される設定になっていると純粋なGoogle検索以外の検索結果にも表示されてしまい広告費が無駄になっている可能性があります。

配信方法と予算の兼ね合いを考える

配信方法には「標準」と「集中化」の2種類があります。
そして各キャンぺーンには1日に使える予算上限を設定しています。
これらがどのように影響するかを改めて理解して決めましょう。

・「配信方法を標準」にすれば設定している1日のキャンペーン予算に対して平均的に広告が露出するように制御されます。

・反対に出来る限りl広告を回したければ「集中化」に設定してなおかつ「1日の予算を多く」すればより広告が回りやすくなります。

キーワード単価はどうすればいいのか

キーワード単価はそのキーワードによって大きく変わるので何が正解と言い切れるものではありません。

しかし慎重に低単価から始めてみて全くインプレッションもクリックもされずに
最初から数百円の高値出稿をした方がいいのではないか?」と考える方もいます。

ただ、商標であればそれでもいいですが関連キーワードの場合はよほど自信があるか、最初に消化する広告費はテスト資金として割り切る考えでない限りはいきなり数百円で出稿するのはやめた方がいいです。

これはYahooもGoogleも全く同じです。

商標と一般名詞では月間検索数の桁が圧倒的に違います。

例えば「ダイエット」というキーワードを数百円で出稿すると
一定のラインを境に1ページ目上位に掲載された途端にとんでもない量のクリックがされます。

沢山クリックされれば少しくらい売れる気がするかもしれませんが、
商品名から連想できる最も近いキーワードだとしても基本的には
一般名詞だとしっかり案内がハマらない限りは全く売れません。

ダイエットサプリを「ダイエット」というキーワードで高単価出稿して
沢山クリックされても案内が上手くできていなければ全く決まらないという事。

なぜなら

・ダイエットと調べる人はこれから何をどうしたいかまだ何も定まっていない。
・どんな方法があるのか様々な情報を見て知識がある上での検索の場合が多い。
・尚且つ世の中には把握しきれないほどのダイエット方法や製品がある。

そこで自分が勝手に良いと思った案件を案内してもユーザーには響かないという事です。

そのキーワードで検索する人が何を求めていて
その解決策をピンポイントで提示してあげられるかがキモなので
これが出来ないと思ったらまずそのキーワードの単価を上げるのはやめましょう。

キーワードが案件から離れていればいるほど成約率は低くなりますし、検索ボリュームも少なくなります。

ただしターゲットとする対象者を明確に設定して
その人だけが反応するような案内が出来ていれば高い成約率もあり得ます。

そうなったならいっそのこと
ビッグキーワードでも関係ない人には出来る限りリーチしない方法。

今回説明したことで言えば「ユーザー属性の設定」、その他には入札戦略タイプ、
また関係ない人が興味を持たないような広告文を打つことでこちらからクリックをお断りする。

こんな風に配信する広告を操作していくことでハマった時に黒字で回るようになります。

少し難しい話になってきましたが、

広告費に悩んでいる場合はまずこのページを上から
順番に見てキーワードや設定をし直してみてください。

頭がごちゃごちゃになってもいけないので
テクニカルな配信方法に関してはまた別のコンテンツにて今後説明します。

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