成果は上がっているけれどもそれと同じくらい広告費も消化してしまっている
という状態であれば一度このページを見ながら大掛かりなメンテナンスを行いましょう。
以前もLIVE配信や私のブログなどで聞いたことがあるかもしれませんが
発生報酬を伸ばすことと、広告費率を低くする事は全く別方向の施策です。
よって、発生報酬を伸ばしながら広告費率を低くするという事を同時に行うのは
基本的にはやっている事に矛盾が生じるので打ち消し合ってどちらも中途半端に
伸びきらないということがよくありがちです。
このことから私自身の経験からもPPCアフィリエイトで収益を増やす手順としては
「成果の拡大⇒メンテンス⇒成果の拡大⇒メンテナンス⇒」これの繰り返しになるでしょう。
ということで、
成果が発生しているのであれば次はメンテナンスです。
このページで言うメンテナンスは日々のメンテナンスとは別で、
月に1度などでいいので定期的に行うべき、今行ってる内容の
無駄を発見して広告費を抑える大掛かりなメンテナンスです。
商標案件を沢山抱えている場合は毎日のメンテナンスでは
気が付かない無駄な広告費がかかっている事がよくあります。
また、
関連キーワードに取り組んで成果が発生すると
商標とは段違いの達成感があり、やる気に火が付きます。
しかしここで一つ注意なのが、
更に成果をとるために露出を増やしたいと考えてキーワードを追加すると、
知らぬ間に商品や訴求している内容から離れたキーワードを使用して
そのせいで広告費を垂れ流すことがありがちなので気を付けましょう。
成果が増えても広告費も同じように増える一方になってしまっては本末転倒
それでは意味がないということです。
☆広告費を抑えたいと思ったら管理画面を
「全期間」にして以下の項目を確認しましょう。
- 全てのクエリーチェック
- 損切りチェック
- 公式サイトの確認(広告やLPとの違いはないか)
- 出稿している無駄キーワード削除
- キーワード毎の掲載順位
- 順位のバランス(案件ごとの利益率を見ての最適な掲載順位)
- デバイス等の成果の偏り
- ユーザー属性の絞りこみ
目次
全てのクエリー(検索語句)をチェック
・Yahooプロモーション広告=検索クエリ
・Google広告=検索語句
これは実際にクリックされたキーワードですので
★日々必ず確認して必要のないキーワードは必ず除外設定しましょう。
※全期間にして見ると見落としていた無駄キーワードが見つかることがあります。
そして除外する際ですが、
例えば「○○の電話番号」という無駄キーワードであれば
「○○の電話番号」をそのままフレーズ一致除外するだけでなく
「電話番号」もフレーズ一致除外してください。
そうすれば以後「電話番号」を含んだキーワードでは広告が出なくなるので無駄を事前に防げます。
損切りチェック
★商標であればとにかく損切りは徹底しましょう。
商標キーワードでのクリックなら多くとも20~30クリックされて売れなければ止めてしまった方がいいです。
(Google広告なら最大50クリックまで待っても良いが基本は30クリックを限界値とする。)・単価が数百円と高くかかっているなら15クリックを損切り基準にする。
※Google広告はYahooプロモーション広告に比べて単価は安く済むが成約率が若干低い印象があるので上記数字よりも気持ち多くてOK。
※ちなみにここでのクリックはアフィリリンクのクリックではなく広告のクリック数です。
商標の場合はファーストビューで商品画像とボタンをマストで置いているので
その誘導率など図ってもあまり意味がありません。
商品名でクリックされて先に進む事すらしないのであればその商品に問題があると考えて次に行くのが得策です。
損切りに対して「せっかく作ったのに」といった感情を入れてはいけません。
基準に達したら容赦なく切りましょう。
定期的に期間を全期間にして確認してみると
損切り基準を超えているのに止めていない広告が見つかるので確認しましょう。
関連の場合
※関連の場合は一概に損切り基準を設ける事は出来ませんが、
100クリックで1つも売れなければ損切り、もしくは一旦止めてください。
100クリックで反応が取れなければその先200クリックされても恐らく同様の結果になります。
(売れたとしてもまぐれ)
関連になると時間をかけて自分なりに渾身のLPと広告を作るので
思い入れが強くなりすぎて諦めるという事が出来なくなることがあります。
関連の場合は「なんとしてでも成果にこぎつけてやる」という執着心も必要ですが
時にその執着心が悪い方向に根付いてしまう事もあるので注意です。
・頑張って作れば結果になるなら数をやらなくても全員大儲けしてます。
・努力は必ず報われるという言葉は成功した人しか言ってない。
・どんな人でもどんな企業の中にも数多くの失敗した事業があるものです。⇒頑張って作ってもダメなものはダメ、
これを切れないといつまでたっても無駄がなくならないということです。
ただし勘違いしないでほしいのは執着するなと言っているのではありません。
何でも本気で頑張って作ることは大前提です。
ただ、絶対にうまくいくとか絶対に失敗しないという事はありえないので
・失敗する事も踏まえた上での努力。
・失敗した事から得る学びを今後の取り組みに反映する努力。
↑これが出来る人がどんどんと大きな結果を出していきます。
また、100クリックの前に50クリック時点で必ず見直しましょう。
沢山クリックされればいつか売れるという考えの放置は絶対にダメです。
関連については長くなるので今後も主に
PPCアフィリエイト講座②内のコンテンツで詳しく説明します。
公式サイトの確認
いつの間にか公式サイトが変わっていて、
自分の訴求と公式サイトの内容が違っているままになっている場合があります。
そうなると当然ユーザーは疑問に思ったり不信感を感じるので反応が悪くなります。
画像、商品のパッケージ、価格、保証内容、条件、キャンペーン内容、
★公式サイトと自身のLPに相違がないようにチェックしましょう。
※定期的に必ず画像やキャンペーンが変わるものなど分かっていればカレンダーにメモするなどして、忘れずにチェックしてLPと広告に反映するようにしましょう。
配信する曜日、時間の制限。
PPCの運営に慣れて成果も出てきてから毎日広告を配信するようになっているかもしれませんが、もしもそれで成果が出なくて広告費の消化が気になるなっているならば毎日配信はせずに土日だけに戻しましょう。
平日に出稿する(配信はしない)⇒土日に動かす(配信)⇒月曜に土日分のメンテナンス⇒平日に出稿する
↑売れたものに関してだけそこから力を入れる。(平日動かすのもあり)
そして、成果が土日に偏っているなら土日だけの配信。
成果の発生時間帯が偏っているなら成果の上がっていない時間は配信しない。
★案件によって成果の発生する曜日や時間帯に偏りが出る場合がありますので、このようにして無駄な広告費を削減しましょう。
出稿している無駄キーワードを止めてみる
出稿していて成果がトントンな場合。
★「これってどうなんだろう?」と思って
入れているキーワードは止めてみましょう。
例えば○○○○という案件で
「○○○○楽天」「○○○○口コミ」「○○○○ランキング」などのキーワードを入れている場合。
確かには無駄キーワードではなく成約に至る可能性がありますが、
広告費が圧迫されるならいっそのこと全て止めて
最もシンプルに成果に至りそうなキーワードだけにして配信してみるというのもアリです。
それで利益率が良くなるのであれば削除&除外しましょう。
キーワード毎の掲載順位
★無駄に掲載順位が高くなっている場合は下げましょう。
2位より1位の方が売れたとしても、
2位より1位の方が利益になるとは限りません。
調子よく売れて稼げているのなら高い順位でいいですが、
広告費が無駄にかかっていると感じるのであれば少し順位を下げましょう。
1ページ目の上位に表示されてさえいればその中での順番はあまり関係ないのです。
順位のバランス
Yahooであれば平均掲載順位4位以内、
Googleであれば平均2~3位の間を狙うのがNBSではベーシックとしていますが
あくまでこれは最初に出稿したばかりの基礎段階の考え方であり、
必ず全ての案件でこれが最善だという事ではないため、
★出稿後の状況を見て案件毎に調整しましょう。
順位が高くて売れても広告費が多くかかりすぎていては意味がありません。
平均掲載順位はあくまで平均なので例えば平均掲載順位が3位だったとしても
検索状況によっては2位以上に出ていることもあるという事。
ですので、
もしも単価が高くて厳しい場合には順位を下げて泳がせておくのもアリです。
売れても赤字なら本末転倒。
大事なのは利益になるバランスを見つけて維持することです。
上位表示するのが厳しいのであれば無理して露出させたり、数を売ろうとしなくても
利益に出来る、広告費の消費を抑えられるバランスで維持するという事も必要なのです。
デバイス等の成果の偏り
★成果がPCもしくはスマホに偏っている場合は
いっそのこと配信も成果の上がる方に寄せてしまうのもありです。
(※多くのASPでは成果デバイスが確認出来ます)
Google広告ではデバイス内の単価調整比より%を弄る事で配信を制限できます。
(キャンペーン、グループ単位で可能)
例:PCだけの配信にしたい場合

-100%にしたデバイスには配信されなくなります。
※Yahooプロモーション広告も同様で、キャンペーンやグループの
ターゲティング設定の引き下げ率を100%にすればそのデバイスには配信されなくなります。
ユーザー属性の絞りこみ(Google広告のみ)
Google広告ではGoogleのアカウントに紐づいてユーザー層を
「年齢」「性別」「世帯収入」別に絞り込む事が出来ます。
この設定はグループ単位で可能です。
女性化粧品であれば男性に配信しても意味がないのであらかじめ弾いた方がいいですし、
思春期ニキビケア商品を高齢者に配信しても意味がないのは最初から分かっている事です。
反対に健康サプリなど若年層が興味を持たないものは弾いたほうがいい。
★このように扱う案件によって必要のないユーザーには
あらかじめ配信しないように設定しておきましょう。
(例)以下年齢の属性設定画面

また、広告費が多くかかっているのであれば
この設定でターゲットとするピンポイントの層にだけ思いきり絞ってみるのもアリです。
例えば「40代から始めるエイジングケア」というコンセプトの商品であれば
35~44才、45~54才、女性、だけの配信にしてみるというイメージです。
※「不明」はGoogleアカウントにログインしていない状態のユーザーが対象になります。
広告費を削減したいのであればこれをOFFにしてしまうのも効果的です。
広告費の抑えるメンテナンスについてまとめ
今回説明したメンテナンス行えば広告費の消化を抑える事が出来るはずです。
ただし同時に配信が少なくなるので当然インプレッションも減り成果も減ります。
成果が減るということが気になるかもしれませんが、
最終的な目的はより多くの利益を確保し収入にする事です。
ですのでこのようなメンテナンスを定期的に行うようにしてください。
売れていても広告費が多くかかりすぎているならてコストの削減をする。
今リーチしているユーザーの無駄を排除し最も利益をとれるバランスを作る
という事もPPCアフィリエイトを行う上で常に行うべき必須の取り組みです。
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