PPC-メンテナンスー(初級)

PPCアフィリエイトで稼ぐにはメンテナンスが必須の作業です。

せっかく売れて報酬が発生したとしても
それにかけた広告費が上回ってしまっては赤字になりかねません。

そうならないためにもメンテナンスの手順や基準を明確にしておく必要があります。

そして、
稼げる人と稼げない人の差はメンテナンスにあると言っても過言ではありません!

メンテナンスの大きなポイントは3つです。

1.売れていない商品の広告をメンテナンスする
2.売れた商品を強化する
3.1日1回、毎日確認する

これに尽きます。

現在私はメンテナンスを行う頻度がかなり減っていますが
最初の1年は毎日欠かさず24時を過ぎたら必ずメンテナンスをしていました。

広告を出稿してクリックがされている以上は
毎日10分でも20分でもいいので必ずメンテナンスを行ってください。

メンテナンスを行う事によって
・費用対効果も高くなり
・無駄な広告費を使う事もなくなり
・少ないクリック数で商品を売れるように絞り込んでゆく事が出来ます

もしも現在商品名で40クリック以上されていて売れないのであれば
その案件は何をしても売れないのですぐに出稿を停止してください。
(削除はしなくていいです)

1つの案件に固執しても前に進みません。

それにもしかしたら時期が悪かっただけであって、
しばらくして出稿してみれば売れる可能性もありますので^^

{#}商品名キーワードの場合15~20クリックされて売れなければ止めてください。
「もう少し粘ったら売れる」などと変に期待をしても無駄に広告費を消化するだけです。
自分で決めた損切り(広告停止)条件に達した時点で出稿を停止しましょう。

{#}メンテナンス項目名称

※Yahoo名称(Google名称)・・・説明

インプレッション(表示回数)・・・広告の表示回数
クリック・・・広告をクリックされた数
クリック率・・・クリック数÷インプレション数 品質
品質インデックス(品質スコア)・・・1~10段階の広告の評価。高いと様々なメリットがあります。
平均掲載順位・・・自分の広告が平均して何位くらいに表示されているのか
平均CPC(平均クリック単価)・・・自分の広告のクリック単価の平均値

クリックの基礎理解

Yahooプロモーション広告のクリックとASPで表示されるクリック数は異なります。

「PPC広告」 ⇒ 「LP(ランディングページ)」 ⇒ 「公式サイト」

「PPC広告」

クリック↑
※広告管理画面で見れるクリック数はここでのクリック

「LP(ランディングページ)」



クリック↑

※ASP管理画面で見れるクリック数はここでのクリック

「公式サイト」

クリックの基礎理解+α(Yahoo広告の理解)

品質インデックスが順位とキーワード単価を大きく左右します。
[入札単価×品質インデックス=順位]

例)
① 単価80円×品質7=560
② 単価100円×品質5=500
品質が7であることにより単価が安い80円で入札している広告の方が上位に表示される。

  • 商品名の場合、公式サイトへの誘導率は70%以上が理想
  • 基本は広告が15~20クリックされて売れなければ広告停止。
  • どんなにキーワード単価が低かったとしても広告主のページで30クリック以内に売れなければ即広告停止
  • トップ画像は常に最新のものに合わせる。
  • PCは4位以内、スマホは2以内でないとクリック数が著しく減る

クリックの基礎理解+α(Google広告の理解)

品質スコアが順位とキーワード単価を大きく左右します。
[入札単価×品質スコア=順位]

例)
① 単価80円×品質7=560
② 単価100円×品質5=500
品質が7であることにより単価が安い80円で入札している広告の方が上位に表示される。

  • 商品名の場合、公式サイトへの誘導率は70%以上が理想
  • 基本は広告が20~40クリックされて売れなければ広告停止。
  • どんなにキーワード単価が低かったとしても広告主のページで40クリック以内に売れなければ即広告停止
  • トップ画像は常に最新のものに合わせる。
  • PCは4位以内、スマホは2以内でないとクリック数が著しく減る

広告の損切り基準

売れない案件の広告をいつまでも稼働させるのは無駄でしかありません。
売れない商品を何とか自分の力で売ろうとする事は最も難しいことです。

PPCアフィリエイトは広告費を使って利益を獲得してゆくビジネスですので
「売れる商品をとことん売る」これが大前提です。

そこでどのようなタイミングで広告を止めるか
(損切りするか)の考え方についてご説明いたします。

・広告費が報酬額の70%に到達しても売れない場合⇒イエローカード

・広告費が報酬額に達しても売れない場合⇒レッドカード

・商品名キーワードならYahooプロモーション広告のクリックが
20回を超えて売れない場合⇒レッドカード

・商品名キーワードならGoogle広告のクリックが
40回を超えて売れない場合⇒レッドカード

※Google広告の方が低い単価で広告が回ることが多いがYahooに比べると成約率は低い傾向になるので損切り基準に少し余裕を持たせて考えます。

上記のような状態になったら容赦なく広告を止めましょう。

これだけクリックされるのだからもうちょっとクリックされれば売れるはず・・・
という思いはただの予測でしかないのでギャンブルになってしまいます。

それだけのクリックがあるのに売れないという事は
売れにくい案件か誘導の仕方が致命的に間違っているなど
何かがおかしい状態です。

必ず数字で状況を判断するようにしてください。

●1クリックの入札単価の考え方

限界CPCという言葉があります。
1クリックあたり、何円まで入札しても大丈夫かという限界値です。

これの算出にあたり、まずは20クリックされて売れない場合は、
売れにくいであろうと いう判断基準で取り組んでください。

商品名キーワードYahooの場合

入札単価の一般的な考え方は「報酬額÷20=入札単価」となります。
例)報酬2,000円の商品であれば、1クリック100円が初期入札単価の限界値

ただし、PPC-広告出稿-編にて初期入札単価は80円~100円を推奨するとお伝えしました。
なぜかというと1クリック100円以上は高いという認識を持っていただきたいからです。

報酬額が高く、単価を上げて利益が見込めるのであれば少しづつ単価を上げてもいいのですが
20クリックされて報酬額を上回る(限界CPCを超える)ような単価設定は絶対にしないでください。

そして、仮に報酬額が5000円以上の案件だったとしても
キーワード単価の上限の基準として200円という感覚を頭に入れておいていただきたいです。

200円以上で入札するのはよほど売れると自信を持てるときだけ。
報酬額が高いからという理由だけで200円以上で出稿するのは出費が大きくなるので注意しましょう。

商品名キーワードGoogleの場合

入札単価の一般的な考え方は「報酬額÷40=入札単価」となります。
例)報酬2,000円の商品であれば、1クリック50円が初期入札単価の限界値※PPC-広告出稿-編にて初期入札単価は80円~100円を推奨するとお伝えしました。
Google広告でも有名商品に関してはやはり100円以上でないと検索上位に表示できないことがほとんどです。その場合は報酬単価とのバランスを考えてください、

中にはYahoo同様20クリック以内でボコボコ売れるような案件もあるのでそれであれば高値出稿でも大きく利益になり得ますが、報酬額が2000円の案件で1クリックの単価が100円以上かかるのはかなり厳しいという基準を持ちましょう。

報酬額が高く、単価を上げて利益が見込めるのであれば少しづつ単価を上げてもいいのですが
20クリックされて報酬額を上回る(限界CPCを超える)ような単価設定は絶対にしないでください。

基本は40クリックされても耐えられるくらいの入札単価にとどめるのが理想です。

キーワード単価の上限の基準はYahoo同様に200円という感覚でOKです。

200円以上で入札するのはよほど売れると自信を持てるときだけ。
報酬額が高いからという理由だけで200円以上で出稿するのは出費が大きくなるので注意しましょう。

こまめに様子を見ながら取り組まないと広告費を無駄にしてしまいます。

限界CPCを把握した上で広告運用し、
利益が出ない場合は容赦なく広告を止めましょう。

キーワード単価のチューニング

品質インデックスが上がれば、キーワード単価が⼊札単価より低い⾦額で上位表⽰されます。

例)100円で⼊札していても品質が10なら、
実際のキーワード単価は80〜60 円くらいでカウントされたりします。
なので、さらに入札単価を下げても、上位表示を維持することも可能になります。

逆に品質が低ければ、キーワード単価が高くても上位表示されません。
その場合は、さらに入札単価を上げるか、削除するといった対策が必要です。

品質が高くて(8〜10)、2 位3 位に表示されているなら、
少しずつ単価を下げて平均掲載順位は2~3位あたりを狙って下さい。
(1ページ目の上位に表示されていればいいのであって、その中の順番はあまり関係がないからです。)

品質が低くなってしまい(1〜4)、
インプレッションも低く、ほとんどクリックされないなら、
一旦キーワードを削除して入れなおすか(初期が5から始まるため)
単価を上げてインプレッションを上げるなどの対策が必要です。
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※「なぜ最初は3~4位付近を狙うのか、4位以上ではダメなのか」について
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
4位に表示する理由は1位2位よりも単価が低くPCでの検索結果の場合は
1ページ目の上位(プレミアムポジション)に掲載出来るからです。

(スマホ配信を考えるなら平均掲載順位は3位以内を狙うべきです)

プレミアムポジションに広告を掲載出来ていないとインプレッション(表示回数)が
著しく落ちてしまい話になりませんのでプレミアムポジションで広告に掲載するようにします。

しかし、売れるか利益をとれるかわからない段階で
順位を上げ過ぎると広告費を無駄に多く消費する可能性があります。

順位を上げるのであれば、成果が発生して順位を上げる事
により利益拡大が見込めると判断できてからにするべきです。

実は掲載順位によって売れ行きというのは思っているほど変わりません。

トレンドものでバカ売れ状態であれば順位を1位にする事で成果が伸びる可能性は
ありますが、基本的には順位を上げて劇的に売り上げが伸びるという事はありません。
(売り上げの増加よりも広告費の増加の方が多くなり利益率が悪くなることもあり得ます)

売上に大きく影響しないのであればプレミアムポジションに広告が出ていればいいのです。
(利益のとれる広告であれば確実にプレミアムポジションに広告を掲載するために順位を上げるという事。)

キーワードによってプレミアムポジションの枠数は違います。
1つしかないものもあれば最大4つまであるものもあります。

(スマホの場合は1つか2つ)

ちなみにプレミアムポジションが4枠のキーワードで平均掲載順位が4位だとしたら
プレミアムポジションに広告が表示されたりされなかったりしている状況です。

もしも成果が発生して利益をとれるのが分かったのであれば、
平均掲載順位を「3位以内」に調整していきましょう。

理由は、どんな検索状況であろうと広告を表示したいからです。

順位の考え方はあくまで表示頻度と単価のバランスであり、
順位が上がる=沢山売れるということではないので注意しましょう。

案件の特性に合わせて成果が出るようになってからは適切な順位に調整する必要はありますが、成果の上がらない広告の順位を無駄に上げても余計に広告費を消費するだけになるので、最初の段階で無駄に上位表示する必要はないという事から平均3~4位当たりを狙うのという結論に至ります。

補足

検索クエリー(検索語句)を使ったメンテナンス

検索クエリー(検索語句)とは実際にクリックに至ったキーワードを確認できるものです。

これを確認してキーワードの仕分けをすることはメンテナンスにおいて私は最重要だと考えます。

※出稿キーワードのマッチタイプが「フレーズ一致」「部分一致」でないと検索クエリーは表示されません。よって完全一致にのみで狙いを定めて出稿している場合は検索クエリーのメンテナンスは必要ありません。

完全一致のみの出稿の場合は、キーワードごとのインプレッション(表示回 数)と
クリック数、クリック率、クリック単価、平均掲載順位をチェックするようにし て下さい。

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広告費の残高確認

メンテナンスの際に必ず広告費の残高確認をして下さい。PPC=Pay Per Click の略です。
なので、クリックされない限り1円も経費はかかりません。

ただしクリックされる度に課⾦され、
あらかじめ⼊⾦しておいた広告費から、差し引かれる仕組みになっています。

よって広告費がなくなると広告は表示されなくなり、
クリックもされなくなるので、当然1円の報酬も発生しなくなります。

なので、メンテナンスの時に必ず広告費の⼊⾦残⾼を確認するようにして下さい。
広告費は最低3000円から⼊⾦できます。

最初のうちは資⾦に余裕があっても入金は3000円ごとにすることをおすすめします。
(多くても5000円事に留めてください。)

そうすればこまめに広告の管理画⾯にログインする事になるので
自ずとメンテナンスの習慣化に⼀役買うからです。

特別な理由がない限り広告費はクレジットカードで⼊⾦する⽅法を選択して下さい。

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メンテナンスのフロー

メンテナンスの理想は毎日24時を過ぎた時点で期間を前日にして
全ての検索クエリー(検索語句)を確認(仕分けする)全てのキーワード単価の調節を行うことです。

しかし毎日メンテナンスするのが難しい時もあるでしょうし、夜勤のお仕事の場合は日付が回ってすぐにメンテナンスなど出来ないでしょう。

そのような場合はメンテナンスしていない期間をまとめてメンテナンスすることです。

3日間放置してしまったのなら期間を直近3日間にしてメンテナンスしましょう。

今回は「売れていない商品の広告をメンテナンスする方法」を中心に解説しました。
「売れた商品の広告を強化する方法」ついては別の項でに解説します。

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